承継の前に行う事②

 承継の前に行う事①で、「組織化」を行い企業価値を向上しましょう、持続可能性をもちましょうとお伝えしましたが、ワンマンから脱却できていない「組織」について体験をもとに記述します。
人事系の専門家からすると異論はあるかもしれませんが、少し触れたいと思います。
「ワンマンツーボス」と言う言葉を聞いたことは無いでしょうか?これは文字通り、
一人の社員に対して上司が二人存在するという意味です。
通常の機能別組織であれば社長→部長→課長→一般社員の様な流れになっており、指揮系統の流れが出来ているかと思います。
実際には、例えば一般社員に対して課長、部長の二人から個別の指示があったりします。これはよくある事ですが、中小企業においても良くあります。

具体的には、組織表の上は各部署に責任者が配置されていますが、実際には全ての報告は社長に対して行われ、社長自らが社員に直接指導、指示をしているケースです。数名の規模であれば良いと思いますが、数十人規模の会社となりますと組織体系が表面上は整っていても実質ワンマンと言う事になります。

この方法の問題点としては、中間管理職の「管理者能力が育たない」事と、「モチベーションの低下」そして「若手一般社員が委縮する」等の問題があろうかと思います。

あまり良くない事象として伝えていますが、私自身としては気持ちはよくわかります。
中間管理職に任せるより早い、自分の考えが伝えやすい等の考えがあろうかと思います。しかしながら、やはりじっくりと腰を据えて自身が選任した中間管理職に任せる事、そして思うような結果が出ない場合は中間管理職とよく話をし、指導をして教育していく事。
これが大事ではないかと思います。

管理者教育は実際のところ時間が掛かるものです。また、現場の第一線で活躍していたものが管理者に向いているかどうかの問題もあります。
その為に、承継にあたっては事前に、早めに対策を切る必要があります。承継する際には、ご自身が不在でも会社は運営できるのか、発展するのか、その様な組織体制になっているのかを考え、またその様な組織体制にする為に時間を掛けて、改めて経営理念の浸透、管理者教育、競争、選定を施していく事が必要であろうと思います。

スモールM&Aでは承継にあたっての準備、組織体制はもちろん株式の対策も含めてご相談対応させて頂きます。
ご不明な点、ご懸念が御座いましたら気軽にこちらまでご連絡頂ければと思います。