親の会社入るは天国、辞めるは地獄

少し、言葉の強いタイトルですが私の経験もありますが、多くの後継者の方が感じられるところでは無いかと思います。

多くの経営者はご子息に入ってほしいと願われる事が多いです。もちろん、事業の業績、将来性の不安等もあり「言わない」ケースも増加しています。特に2代目、3代目等で苦しい思いをした方はあまりご子息の入社に前向きでない方がいらっしゃいます。

親の会社に入社する際は「天国」と言うのは、多くの方が「ウェルカム」の状態です。社員の方もそれぞれですが、ご子息の入社に未来を感じる方もおります。
そのような環境ですので、ご子息としては入社の際は、周囲から(家族、社員も含めて)割と感謝されるのではないでしょうか?(私の場合はそうでした。)

ただ、問題は周囲の方々の目的は「入社」であって、「育成」や「従う」ことではありません。単に、どんな人間なのかを非常に冷静に見て、評価をしていきます。
サラリーマン社会でも、自ずと人物評価をされますが、それとは桁違いの厳しさで見られます。
そのような厳しい環境にさらされるわけですから、事前にサポート体制を確立しておく、育成方針を固める、相互のコミュニケーションを密に深める等の対応が必要です。
しかしそうはいっても、多くは「入社」が目的の為、肝心の過程については意識がまわっていない事が大半です。

そして、ご子息が仮に、後継者としての覚悟が足りなかった、力が無い等と感じ、他社に転職をしようと考えるケースもあろうかと思います。
ここが一番、厳しいところです。
入社後、何もサポートも無く、兎に角「入社」して欲しいと懇願していた人間が、怒涛の勢いで感情的に責めてきたり、説明を求めてきたり等の事が生じます。そして、お詫び行脚の様な事をせざるを得ない場合もあり非常に苦しいものがあります。

この様な事にならない為にも、入社前にきちんと話をしておく(処遇、待遇、期待する事、厳しい事)、入社後にも定期的に人任せにせず次期後継者としての会話を行い、合意形成を図り、業務に取り組んでもらう等の事を行う必要があります。
これらは、一般の社員であれば当然踏むプロセスですが、後継者の場合はすっ飛ばされる事が多いです。後継者だからこそ、一般社員以上に丁寧に、上記内容を話す事が重要であり、後々のトラブルや苦難を軽減する事になります。

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