後継者と入社していない兄弟との処遇

株式保有の考え方について①において、後継者と兄弟(入社していない)との差について触れました。
公平な財産の分配については個々の事情等もあり、一概に言えるものではありませんが私の経験上は親の会社と別の会社に勤める事は精神的負担の観点からは同じではないというものです。

この財産分配に関しては紛争の引き金となりやすいですが、前提として、親の会社で勤めていない(経験がない)人間親の会社で勤める事がどの様なものなのかの理解が抜けている様に感じます。

もちろん、他の会社においても苦難等はあります。ただ、親の会社での苦難は特殊な事も多いものです。良い意味でも悪い意味でも特殊な立場であったり、資質/能力の有無に関わらず経営責任を負う事になる等、デメリットも相当分あろうかと思います。

この様な事を財産分与する際に、きちんと会社に入社しているかの有無に関わらず親族とのコンセンサスを取る事を抜きに財産分与を進めると、後々に兄弟間の不仲やトラブル等に発展するのではないかと思います。
常々、本ブログでも書いていますが、入社前の経営者と後継者間の意思疎通が重要であるように親族間(関係者間)においても意思疎通を図りコンセンサスを取る事が重要です。

事業承継においては「よかれ」が「取り返しのつかない」事になる事が多々あります。ベストな答えや提案は各人の想いや志向により、導き出すことは正直なところ難しいと思いますが、親族間や関係者間で後々に「これで良かったんじゃないか?」と思える程度に持っていくことが良いのではないでしょうか?

スモールM&A.comでは事業承継における親族間の問題についてもご相談に応じております。
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