古参社員と後継者の関係

事業承継を行うにあたって古参社員と後継者との関係ですが、経験上、後継者の立場からすると結構神経を使うものです。もちろん、後継者が強い方で古参社員を極端に言えば排除する方もいらっしゃるのも事実です。
しかし、多くの後継者にとっては悩みの種ではないでしょうか?
では、なぜ古参社員との関係で軋轢が生じたりするのかを考えてみますと、ジェネレーションギャップ(世代間の感覚の違い)とプライド、ジェラシー(嫉妬)だと思っています。

これはあくまで私の経験に基づいたものですので偏りがあると思いますがご了承頂ければと思います。
まず、ジェネレーションギャップで行くと、バブル期入社の方が今や会社の重役であったりします。当然、販売の方法等もお客さんと仲良くなって、飲みに行って買ってもらう等の経験もあります。一方、後継者サイドは接待禁止、ものはあふれている時代での販売活動ですので自ずと販売方法は変わります。その為、ネット等を駆使して自社PR等になるのですが古参社員からすると会社にいないで外に出ていけとなるわけです。
もちろん、営業であれば人に会う事が第一ですので言い分は当然です。しかし、モノがあふれている時代、労働の効率化が叫ばれている時代に、目的や要件無く、面会してくれるお客さんが減少しているのが実態です。この様に何かにつけて仕事のやり方、方法でぶつかる事も多く精神的に消耗する事があります。

そして、次にプライドですが、やはり古参社員の方は経験も豊富で実績も残してきていますので自信があるのもその通りだと思います。しかし早い時代の流れに追従できていないところもあり、(例えばネットを活用できない等)今の時代にそぐわない過去の成功体験をベースに後継者にその通りにしなさいと要求してきます。

また、ジェラシーについては、一般社員から出世してきた方からすると将来が約束された後継者の方を疎ましく思う方もいらっしゃいます。これは仕方のない事かもしれませんが上記のジェネレーションギャップ、プライドと言った問題も合わせて後継者の方が『実績』を積んで古参社員の方に認めてもらうようにすることが重要です。

合わせて、先代経営者の方が、口出しの機会は伺いながらですが古参社員の方と後継者の間で軋轢が生じない様にコントロールしてあげる事も非常に重要と思われます。

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