後継者の学びの場について

起業し、経営者として色々な会合、催し等に出ますと後継者の方にもよくお会いします。後継者も様々で営業に専念している方、もしくは社内で技術や管理部門で従事されている方等様々です。後継者の学びの場としては内部で教育する、もしくは外部で学習するの2つでしょうが
内部での学習にスポットを当ててみますと営業だけやっている。経理だけやっている等の事があります。
会社の機能は様々ですが、よく言われるようにジョブローテーションをされた方が良いと私も考えます。その理由としては以下の様に考えます。

1.全体的な俯瞰の視点を養う
2.社員の考えを理解する
3.社員全体との信頼関係を養う

1.については会社、事業は内部のバリューチェーンを効率化させ、全体最適化を行う事が重要です。例えば、製造業で言えば納期対応を良くしたいと考えれば生産管理の問題だけでは無く、営業の問題も非常に大きいものです。営業が顧客からの受注情報、予測情報を細かく、高い精度の情報を提示する事で生産の段取りがスムーズになります。
逆に、生産管理からも通常の受注量が減少している事が確認できていれば、営業に指示を行いチェックをさせる事もあります。
この様に、納期対応一つとっても生産管理部門だけでは無く、営業部門との連携が必要になります。(実際には、購買部門や、量産立ち上げの場合であれば品質管理、技術部門等との連携が必要になります)

2.社員の考えを理解する
業務をするとミーティング等で打ち合わせを行い、各社員の意見を聞き、結論を出しますが、実際には本音を出していなかったりします。
その為、結論に基づいてアクションを起こしても結果が生まれない事があります。
これは、各業務に対しての理解が不足している為に生じるものであると考えます。各業務に対しての理解はヒアリングを行う事によって対応は出来ますが、現場に勝るものはありません。
その為、各現場で経験を積むことが重要になります。もちろん、経験を積まずに経営者となる事もありますが、そのような場合は現場に足を運び、自身の目で視て理解を深める努力を一層するべきだと考えます。

3.社員全体との信頼関係を醸成する
これが一番大きいと思われますが、社員全体との信頼関係を築く事です。
後継者としての立場だからこそ、年齢が近い、もしくは年齢が若い等の事があり本音がでやすかったりします。経営者のポジションに着くと、立場の問題が生じますので率直な意見交換が難しくなったりします。また、自身が経験していない部署の人間からは、ここの業務を知らないだろと思われ、後々コミュニケーションに支障が生じる場合があります。

ジョブローテーションを行う事は、得手不得手はもちろんあると思いますが、全ての部署の業務を知り、全ての部署の社員と人間関係を築く事は後々に経営者になった際に、大きな財産となると思います。