事業承継は株主名簿確認から始めましょう

事業承継において、親族、親族外(社員等)、第三者(M&A)に承継するにあたってはいずれの場合も株主名簿の確認、整理が第一となります。
自身で起業されて100%の株式を保有している方は問題は無いでしょうが、2代目、3代目の経営者様からすると株主が分散している事に驚かれる事があります。
かくいう、私も親の会社の株主名簿を10年程前に閲覧した時には、知らない人たちがたくさん並んでいました。今は退職しているため、特段の問題はありませんが、仮に親の事業を引き継ぐとなった場合には株式の取り纏めが必要となっており今頃、頭を痛めている事だろうと思います。
事業承継において、どの様な方法を取ろうとも後継者には100%の株式を渡すことが原則です。(やむを得ない場合は2/3超の株式)  1/2超は本当の最低限と考えています。
経営者一族が相続や贈与等によってご子息やお孫さんへ株式が渡るのと同様に、他の株主も同様に相続等が発生して、関わりの無い方々に株式が渡ります。
もちろん、その様な場合は定款に規定する事が前提ですが株式売り渡し請求等を行使して、好ましくない方に株式が渡らない様にする事もできます。しかしこれは予防策ですので、既に株式が分散してしまった時には、各株主にコンタクトを取り、折衝を行い、買い取りを依頼しなければなりません。しかも、すんなりいくとは限りませんので、最悪の場合スクイーズアウト(少数株主の締め出し)等も検討しなければなりません。

いずれにしましても、いざ事業を承継しようとなった場合に、株式が分散していると計画が実行できない事がありますので、まずは株式名簿の確認と整理に着手する事をお勧めします。

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