技術の継承

M&Aにおいては様々な承継があります。ブランドの承継、人の承継、許認可の承継等々です。少し前に知ったとある会社では社長が技術者で、すこし業界を知っている方ならとても素晴らしい製品を開発しています。ところが、社長は65歳で、あとやりたい仕事(開発)が終われば引退しようとの意向です。子息はいますが入社しておらず、社員にも任せようという方はいらっしゃらないようです。
まだ、誰かに引き継ごう等の意思は無いようですが、この技術は非常に素晴らしく広く知らしめ、用途別に調整をすれば買い手は多くつくだろうと思われるものです。
しかし、いかんせん人が少なく、「全ての事は社長の頭の中にある」状態で特定の顧客への対応で追われている様です。
将来的にM&Aを行うかは分かりませんが、少なくとも技術、開発ノウハウはどなたかに引き継ぐ事は社会的に非常に重要であると感じています。
0から1を生み出すことは非常に難しいものですが、それが出来ており、次は1を10や20に拡大するフェーズに来ています。
その製品は電子機器に利用されるものですが(その会社は電子機器以外のラインナップも持っています)、電子機器、特にスマートフォン等の電子デバイスは軽薄短小(軽くて、薄くて、短くて、小さい)が求められており、またタッチパネル化や多機能化が進んでいる事か今後も非常にニーズが強いものだろうと感じました。製造の見地からも歩留まりの改善、工程の短縮が図る事が出来、コスト的にも寄与するものだろうと思います。

ものづくりと言えば、日本と言いたいところですがイノベーティブな製品は米国の会社、大量生産と言えば日本以外のアジアが強みを持っており競争力が低下している事は否めないだろうと思います。しかし、今回の会社の製品や、他にも精密加工技術等々、まだまだ真似がしにくいものはあります。そしてそのような技術は多く中小企業に掛かっている様に思います。

手法としてM&Aかは別にして、培った技術を後世に残し、社会により広く還元できるようにして頂けると幸いです。

スモールM&A.comでは今まで培ったノウハウや技術等を残し、より社会に貢献できる様お手伝いをしております。承継に関わるご相談等御座いましたらこちらまでご連絡下さい。