事業承継の方法の変化

日本は世界でもトップクラスのファミリービジネス(同族企業)が多い国と言われています。日本全体の95%がファミリービジネスと言われており、しかし反面、M&Aの市場は世界で見てみるとまだまだ脆弱です。(実際に買い手に対して売り手は非常に少ない)
これは日本の文化的なものもあろうかと思います。古くは家長父制で長男が親の面倒を見て、家を継ぐのが当たり前の時代から来ているように思います。その為、事業の引継ぎ手としては第三者では無く親族に継がせることが一般的であり、多くのウェイトを占めてきました。
しかし、昨今では時代も変わり「自分らしく生きる」事が主要な価値観と価値観となり親の会社を継ぐ継がないは自由であり、親族内承継が減少しています。
その反面、M&Aの件数が伸びていますが親族内承継の減少をカバーするほどの伸びではない様に思います。では、何が起きているのかというと「廃業」です。
最近では黒字にも関わらず「廃業」を選択している事業者が3割程度とのデータがあります。これは、「今は良いが将来が不安」、「後継者不足」等が理由です。
しかし、冒頭に記述しました様に買い手に対して売り手が非常に少ない状況において「後継者不足」の理由になる理由がいまいちピンときません。
買い手が多数いるのであれば、第三者まで広げれば後継者候補は多く存在するはずです

私見ですが、このあたりが世代間の価値観の乖離なのかと思います。
つまり、譲りたい側(売り手)世代の多くが家長父制の価値観を持っている為に、第三者への承継の選択肢を持っていないのでは無いかと思っています。

第三者への承継(M&A)は有効な事業承継の方法ではありますが、その方法に対しての認識や捉え方等をより発信していきたいと思っております。

スモールM&A.comでは事業承継に関わる様々な情報発信を行っております。今後、取り上げて欲しいテーマやご相談等御座いましたらこちらまでご連絡下さい。