M&Aの際には整理整頓

M&Aの際には整理整頓とタイトルで記載しました。これは売却側の方へのお願いの意味もありますが、M&Aを実施する際にはたくさんの書類をお預かりする事となります。
初めのうちは、基本的な財務諸表等をお願いし、バリュエーション(価値算定)を行っていきますが買い手候補様がご興味を示され、商談が進んでいくと更に追加資料をお願いする事になってきます。
例えば、過去に監査が合った場合であれば監査報告書であったり、何らかの紛争があった場合には相手方当事者との覚書であったり様々です。
実際には解決している事が多いと思いますが、やはり書面で解決したと記載されているものであれば安心出来ますし、リスクが無い事の証明になります。
しかしながら、実務上では書面を紛失していたり、報告書の原本を控えを取らず原本をそのまま提出していたり等していて、エビデンス(証拠)が無い事案が散見されます。
実際に問題は無くても、問題が無い事の証明が無ければ相手方は疑心暗鬼になりますし、その後の交渉にも影響が出るものです。
また、書類の提出が遅いと相手方からの心象も良くないものとなります。(もちろん、交渉初期の時点では相手方の本気度や信頼に足り得るか不明である為、情報開示を制限する事はあります。) ただ、ある程度、トップ面談等を通し、この人に譲りたいとなれば真摯な対応で書類等提出を行っていく必要があります。
実際問題として、悪気はないけれども、普段の文書管理が出来ていない為に、提出が遅くなる事もあります。

M&Aを実施するには、財務状況、収益性等ももちろん重要ですが、事業存続の為に今までの問題及びその解決の来歴も同時に整理しておく必要があります。

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