M&A実施を決めた後の対応

最近、たて続けに「M&A(株式譲渡)を実施した時に、その直前の売上は買い手様にもっていかれるのが納得いかない。」などと質問を受ける事がありました。
例えば、8月に頑張って売上を立てて、現金回収が10月だったとして、株式譲渡が9月末に行われると考えますと買い手様はその売掛金や現金収入を直ぐに得る事が出来ます。
売り手様からすると、損した気持ちになるかもしれませんが、そもそも株式譲渡スキームで価値評価した場合に時価純資産法であれば純資産の中に売掛金も込みで計算されています。
もちろん、評価時の純資産より多く残せそうな場合はどうなのかとなりますと、基本的には初めに提示した金額を超える事は御座いませんし、超える提示をする場合は交渉が難航する事が予想されます。
一方、M&Aで売却を決断された後にあまり頑張らずに売り上げが落ちたり、資産が目減りした場合には最終的に減額される事になります。
一般的には買い手様は売り手様のオーナー様に顧問として一定期間残って頂きたい事が多く、仮に売却した場合に売上が落ちたり、諸問題が勃発したり等があると売却金額の一部を留保されていたような場合はその金額が減額になったりします。
また、問題の内容によっては損害賠償請求も発生いたします。

その為、売却を決めた後にも今一度初心に返り、事業に専念頂きたく思います。

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