親族内承継

親族内承継

親族内承継は、日本において一番使用されてきた方法で多くの中小企業は父から子息に承継する事が一般的でした。しかし、近年、事業環境や志向の変化に伴い親族内承継を行う企業が減少してきております。具体的に言うと、20年以上前はIT産業は黎明期で昨今の様にITサービスは多くなく、会社案内と言えば印刷物でしたが今やHPでの紹介が主流です。また、ネットでたいていの事が出来る世の中になり親世代と子世代とのギャップが非常に乖離していると思います。

その為、親族内承継を進めない事業者様の理由としては

– 事業環境が厳しい為、継がせたくない

– 親の事業を継ぎたくない

と言った、理由が主流です。また、親族内承継の場合には色々な問題も生じます。例えば家族間の断裂、後継者の能力不足による周囲との不調和等。これらの問題は生じた場合にリカバリーがしにくいもので、事前の計画策定を家族面、経営面、税務面よりバランスよく、また柔軟に設計し進める事が重要です。

家族面とは相続における配分や経営における後継者同士の序列、役割の整備を行い、全体的に納得がいく形で進める事をさします。(税金面だけを考える方が多いですが、本当に必要なところは家族への配慮です。)

経営面と後継者の教育を進め、周囲の従業員や顧客との関係性を構築し、なによりも経営に関する「想い」を承継する事と考えています。「想い」が承継できていないと人がついてこなかったり、古くからのお客様への信頼が低減する等の問題が生じます。

税金面とは株式の相続税評価及び相続対策がメインになってきます。非上場株式は意外と高い場合が多く、またオーナー様の保有する不動産等が相続においてネックになってきます。基本的には税理士さんと相談していくことが望ましいですが、税理士さんが相続に強いかどうかの見極めが重要です。