2019.05.31

事業別損益の定期確認

M&Aのスキームで事業譲渡があります。文字通り事業を譲渡するものであり、A事業、B事業、C事業の３つの事業を営んでいたとして、そのうちの一つの事業を譲渡する事があります。その際に、事業別の損益を定期的にメンテナンスして頂ければと思います。中小企業の中には経理関係がごちゃまぜになっている会社もあり、いざ売却のご相談となった場合に話のつじつまが合わない事があります。この様なつじつまが合わない状況になりますと、魅力ある事業も信頼性が失われてしまい機会損失となります。また。価格交渉でも不利になる事は言うまでもありません。また、選択と集中の判断をするにあたっても、事業別の内容を正しく判断出来ていないと継続すべきか、譲渡するべきからの判断も見誤ります。
実際に、特定事業の譲渡等で対応させて頂いても、当事者ご本人が認識していない事実等があります。もちろん会社として全体でどうかといった視点は重要ですが、細分化して内容を定期的に確認頂きたいと思います。このことが、事業を譲渡するか否かの判断にあたり非常に重要です。

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