2019.06.03

後継者は人の2倍働け!?

とある中小企業診断士のセミナーの項目を見ていましたら、後継者は従業員の2倍働かなければならないと書いていました。そのセミナーに出席していないので想定ですが、「従業員の手本となり、従業員の信頼を得て、経営者として相応しくありなさい」というメッセージだろうと思われます。ただ、実際に従業員の2倍働けと言われて2倍働く人はそんなに多く無いのではないでしょうか?私もかつて後継者時代に従業員の手本になれと言われました。その頃は、非常に未熟であった為、手本になる事は全然出来ませんでした。事あるごとに手本になれ等と言われ、そのうちにやる気が全くでなくなりました。状況としては仕事の方針は決められた事をやるだけと言った感じで仕事に対しても面白さを全く感じていなかったのです。一方、人よりも頑張っている後継者の方もいらっしゃいました。その方は、先代から任されており仕事に対しての情熱も高くいらっしゃいました。結果、その方は人よりも働いていました。
多くの後継者はプレッシャーを強く受ける事と思いますが、それと同時に、同じくらいかそれ以上の仕事への情熱があるかどうかが重要です。また、情熱は自分で生み出し、高める必要もありますが、周囲の配慮やサポートが求められます。
情熱があれば人から言われなくても、勝手に人の2倍、3倍は働くものだと思っています。その為、人の2倍働けと書いた中小企業診断士の方には恐縮ですが人の2倍働く事になる程の後継者のモチベーションを如何に高めるかがポイントと思います。
 実際に、創業者は人の2倍、3倍働いてきたと思いますが、人から言われてやった人はいないでしょう。自分の夢や目標があり情熱があったからこそ自ずと人の2倍、3倍働いたのだと思います。
 後継者育成を考えられている方はまずは後継者がどうすればやる気を最大限に出していけるかを考えられては如何でしょうか?

アーカイブ

スモールM&A.com
まずはお気軽に
ご相談ください
スモールM&A.com
事業承継やM&Aは事前の情報収集・検討が成功のポイントとなります!
中小企業様・個人事業主様の気持ちに寄り添い、細やかにサポートいたします。