2019.07.09

後継者としての心構え

以前のブログにも記載しましたが、改めて私がかつて後継者としてとある親が経営していた会社に在籍していた経験を踏まえて必要な心構えをお伝えしたいと思います。過去ブログでは後継者は人の2倍働かなければならないという事では無く、2倍働きたいと思えるような環境を整備する事が肝要であるとお伝えしました。しかし、これは先代や後継者に継がせたいと思う現経営者がすべき環境整備です。すなわち後継者が自己を奮い立たせる部分も確かに必要ですが、環境が整備されてなければやがてそのモチベーションも下がってくると思います。環境整備と言うと、役職、担当領域、権限、給与等が思いつきますが、中でも「人間関係」はいくら先代が整備しようとしてもこればかりは後継者自身で構築しなければなりません。
ある程度は、先代の息子や子息であるという事で、気を使われる部分もありますがそれは人間関係ではありません。業務における人間関係とはお互いの信頼関係が構築できてこそであります。この点は、経営に携わっていらっしゃる経営者の方は言われなくても重々承知の事であろうと思います。そして、信頼関係を構築するには、やはり明確にビジョンやゴールを共有し社員の方々や得意先様とも仕事を一緒になってやっていく事だろうと思います。その仕事の中で自ら率先してコミュニケーションを取り、社員との価値観を共有し、後継者なりの魅力を磨き上げていく事で社員に次の世代はこの人が旗を振るんだなと理解してもらう事に繋がります。
上記のとおり、色々と書きましたが、単純に申し上げると、精一杯自分の出来る事をやって頂く事で十分だと思います。精一杯やっていれば周りは見てくれているものです。そして困った時にはサポートもしてくれる事と思います。
後継者の方には何かとストレスや周りからの雑音が多いかと思いますが、スモールM&A.comではこの様なお悩みにも相談対応致します。

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