2019.06.28

部門ごとの損益を確認しましょう

とある会社様の事業譲渡のお手伝いをおこなっておりますが、その会社様は部門が2つあり、(部門Aと部門Bとします)そのうち部門Aを売却したいとの事でした。その理由は部門Bが自分がやりたかったことでありようやく軌道に乗ってきたところだと言う事で部門Aに掛かっている時間やコストを部門Bに集中させたいと言う事でした。
 いざ、部門別損益を頂戴しますと部門Aは非常に黒字であり、部門Bは収支トントンもしくは若干の赤字という試算になりました。部門Aは事業価値としてはBと比較すると高く売却価額もそれないにつくと思われます。しかし、部門Bが収支トントンもしくは赤字と言ったところで今後の事業展開としてはそれで良いのかの判断を確認しなければなりません。実際に売上も部門Bが向上しており売上比率で5割程度迄上昇してきている事を考慮すると部門Bに集中する事も良いのかもしれないと考えています。この会社様は事業売却を考えるまでに部門別損益を見ていなかった為にこの様な対応となりました。ご自身の事業を売却する際には事業毎の損益をしっかりと確認頂ければと思います。

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