2019.06.26

株主との関係は良好に

 今月、6月は3月決算の会社が多い為、株主総会が多く開かれる時期となります。ニュースではどこそこの会社で議案が否決にされたとか役員解任動議が提出された等の情報が出ていますが、上場企業に限らず、株式会社であれば株主総会を開催しなければなりません。オーナーが100%を保有している会社であれば特に問題にはなりませんが、株主が分散している会社であれば株主との関係は良好にしておく必要があります。昨今、後期高齢化で相続の発生等により知らない株主への相続が発生しますが、そこは株式の買い取り請求が可能ですので対応していけば良いかと思います。しかし、株価の算定に折合いがつかなければ断念をするか、裁判所の判決通りの価額で買い取る事となります。多くの方は、株式を相続する時に相続税が発生するので株式価格にこだわりなく売却に応じる事と思います。しかし、何らかの事情で経営陣に悪い印象を持っていたりすると価格での争いになったりします。では株主と良好に関係を構築するにはどうするかですが、やはり定期的にコミュニケーションをとる事だろうと思います。時には食事に誘う等をしてたわいもない話で結構ですから関係を持っておく事だと思います。そこをせず、単に書面だけですませると「これはどういうことか?」とあらぬ疑念を持たれる事がありますので、重要な決議の時には事前に説明をする等理解を得る努力が肝要と思います。

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