2019.05.23

会社を１から創る事とM&Aによりトップになる事の違い

弊社へのお問合せにマネージメントがしたい、経営者になりたいと言う想いから会社買収の検討をされる方がいらっしゃいます。弊社はM&A仲介サービス業者ですので可能な限りご要望に沿える案件があれば対応させて頂いておりますが、なかなか対応が出来ない事もあります。それは、業種等は絞っておらず、M&Aの目的が経営者になりたいというものです。
　経営者になりたいという目的だけで見れば、「ご自身で会社を設立されてみては如何でしょうか？」と質問を投げかけさせて頂きますが、１から会社を創る事に対して懸念をもってらっしゃる事があります。例えば、「１を１０にする事は得意だけども０を１にする事は得意でない」、「管理業務は得意だけど、新規顧客を取る事は得意では無い」等のお答えを頂戴します。確かにM&Aの利点の一つとして「経営基盤を引き継ぐ事」があります。すなわち、ある程度の顧客が付いていて、社員がいて、認知度も既にあると言った具合です。
　反面、引き継ぐ事の中には想定外の事、例えば「簿外債務の引継ぎ」、「社員が付いてこない、理解が得られない」、「顧客が離れる」等の事もあります。中小企業、特に小規模事業者はその経営者自身の魅力によって社員や顧客が付いてきている事がけっこうあります。その為、ご自身の魅力を高めて前経営者以上の魅力を示す必要があり、０から１を生み出すくらいの気概が求められると思います。また、場合によっては０どころかマイナスを引き継ぐところもあるでしょうからマイナスをプラスに転じるくらいの能力も求められます。
　M&Aによって経営者を目指される方は、改めてご自身で設立する事と比較検証して検討されては如何でしょうか？

次へ
前へ
一覧へ戻る

アーカイブ

スモールM&A.com
まずはお気軽に
ご相談ください
スモールM&A.com
事業承継やM&Aは事前の情報収集・検討が成功のポイントとなります！
中小企業様・個人事業主様の気持ちに寄り添い、細やかにサポートいたします。
スモールM&A.com
今すぐ無料ご相談
スモールM&A.com